体育教師の探究ライフ!
久々の更新となります…
少し期間が空いてしまいました(~_~;)
今回は、前回に引き続き授業の実践例です!
バスケットボールの授業は、どの学校でも実施されている球技だと思います。
おそらく、日本中の生徒が卒業するまでに一度はバスケットボールを行うと言っても過言ではないと思います。
そんなバスケットボールだからこそ、
創意工夫して行うことができれば面白い授業ができるはず!
今回は、バスケットボール授業の導入に悩む先生や学生さんに向けて
私の実践例をアウトプットしていきます!
今回のブログで
②2回目以降の流れの作り方を理解できる。
①導入はシュートの測定実験
球技における醍醐味はやはり得点を獲得するということですよね。
バスケットボールは他のスポーツと比較しても、得点シーンが多く見られるスポーツだと思います。そのため、どの授業においてもシュートの練習を行うと思います。
ゴールから近い方が得点の確率が高いことは当たり前のことですよね。
少し離れるとどれだけ下がるのかは明確にはわかりませんよね?
シュートを打つ位置の重要性を理解するためにシュートの確率実験を行います。
1:実験方法
以下の①〜④の手順で測定を行います。
(生徒は数人で1班で実施します。)
②シュートの成功率を求める。(1〜6番までそれぞれの成功率を算出する)
③各班ごとに教員に報告を行う。
④先に報告まで終了した班は全体が終わるまでシュート練習を行う。

2:結果の提示方法
生徒には、下記の図のように結果を提示します。

3:測定結果に対するフィードバック
実験の結果は、かなりの確率で赤丸の方が高い確率になるでしょう。
(初心者が多ければ多いほど青丸との差が大きいと思います)
ここでシュート確率に関する下記の資料を生徒に提示します。
2006年~2011年 NBAのシュート位置の割合とシュートの成功率
出展:http://www.gizmodo.jp/2012/03/five-years-of-every-nba-shot-attempt-visualized.html
この資料からさらにゴールに近い位置の方が確率が高いことを生徒は認識できます。
ここで、生徒に発問を投げかけます。

NBAのプロ選手と君たちでは、同じような確率になるだろうか?
シュートスキルが低い生徒にとってゴールから少しでも離れることは、シュートの確率を格段に下げる要因であることを認識させます。

やっぱりゴールの近くでシュートを打つことは重要だね!
ここまで生徒に認識させることができれば後の展開は容易に進んでいきます。
ミニゲーム
シュート測定によってシュートを打つ位置の重要性がわかったところで、
ミニゲームを実施します。
生徒には、初回のゲームなのであれこれは言いません。

ゴールまで頑張ってボールを運ぼう!
ルールと安全面には気をつけて!
ぐらいの指示でいいと思います。
また、パスやドリブルの重要性を認識させるためにも
②2試合目はフリー
③3試合目は全員がボーールを触ること。
・
・
と言ったようなルールを設けるのもありだと思います。
下記のような形式で回していきます。(1試合3分程度)

まとめ
教師は、ミニゲームからボールをゴール下まで
運ぶ重要性と難しさを生徒に再確認させます。

ゴールの近くでシュートを打つためには、
ドリブルやパスのスキルは必要!
さらにチームで動く連携プレーはさらに重要だよ!
今回の授業で生徒は、
→近くでシュートを打つことの重要性
②ゴールまでボールを持っていくことの重要性
→ドリブルやシュート、フォーメーションのスキルの必要性
について理解できたはずです。
これで次回以降のシュートドリルやパスドリルに対して
取り組む姿勢が変わってくるはずです。
ゴールから近いところでシュートを打つという当たり前のことですが、
生徒自身で検証を行わせるからこそ、効果的な導入になると思います。
*この測定は単元の中で何度か行うのもアリだと思います!
最後に…
もし狙い通りの得点確率が出た時は、MLBの資料からうまく展開しましょう 笑
では、今回はこの辺で!

目指せインテリ体育教師!
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