【ジグソー学習】生徒の協同意識が上げる仕組みの作り方!

体育教育

体育教師の探究ライフ!

今回はジグソー学習についてアウトプットしていきます!

授業の展開を考える中で、
グループワークを取り入れる先生はたくさんおられると思います。

ですが、単に生徒同士で話し合わせたり、グループで調べ物をするといったようなグループワークで終わってしまう場合が多々あります。

実際の学校現場では、

グループワークをさせた=主体的な活動をさせることができた!いい授業だった!

と考えてしまいがちなところがあります…

 

それでは教師の自己満足な形だけの授業になってしまい、
協同学習の中で生徒に身につけて欲しい力を獲得させることができません。

そんな時に役に立つのが冒頭でご紹介したジグソー学習になります。

この仕組みさえ知ってしまえばあとは、
その流れに乗って授業をするめられることができ、
生徒の主体的な活動も生むことができます。

今回は、これからの教育現場で欠かせない
ジグソー学習についてアウトプットしていきます!

今回の内容で…

①ジグソー学習の方法について理解できる!
②明日から生徒の協働的な学習に導くことができる!
③授業での活動が仕組み化することができる!

ではいきましょう!

ジグソー学習とは

ジグソー学習とは、
1971年に米国のテキサス州で行われた人種統合に伴って心理学者のアロンソン人種による競争意識を協同意識に変えるべく考案されたグループ学習の方法です。

1980年代には、蘭千寿(あらあぎちとし)によって日本に紹介されました。
ジグソー学習は、ホームグループエキスパートグループの2種類のグループによって学習を進めていく方法である。

ジグソー学習の構造

ジグゾー法の構造には、下記の3点がある。

1:学習過程が,個人間の競争的関係があると成功しないように構成されている。
2:成功はグループの生徒間での協同的行動があって初めて実現可能となる。
3:すべての生徒は、グループの仲間に自分だけの知識の贈り物、つまりその生徒以外からは得られない大切な情報を持ってくる立場にある。

ここでは、課題の専門化(個別化)によって必然的に「相互依存」が起こり、お互いに情報提供者(resource)として接し合うように構造化されているのである。

ジグソー法の手順

ジグソー法を行う際の基本的な手順として下記①〜③がある。

1:ホームグループで自らの担当を決める
2:エキスパートグループで同じ課題を持ったもの同士で学習を深める
3:ホームグループに戻り、それぞれが深めてきた内容を共有する。

このような手順でジグソー法を用いた協同学習を進めていく。

近年では、ここに確認テストなどを設ける事で生徒の理解度を高める工夫が行われている。

以下の図がジグソー学習の流れになります。

ジグソー法の効果

ジグソー法が日本に紹介されてからは下記のような効果があると考えれてきました。

①児童・生徒間の競争意識を和らげて自尊感情を高める
②学業成績の向上を促す
③対人関係に肯定的な影響を与える

私自身も体育の授業などでジグソー法を頻繁に活用しています。

実際に運動が苦手な子でも、役割を与えてあげることで自らの専門性を高め、他者に伝えようとする意識が形成されているような印象を受けます。

知識構成型ジグソー法

これは東京大学CoREFという組織によって独自に開発された学習法である。これは、児童・生徒の協同学習や人種の融合の促進を狙いとしていた従来のジグソー法とは異なり、一人一人の学びを深める事を目的とした学習法です。

ジグソー法の仕組みを利用して知識構成や理解深化に特化させた学習方法です。

手順

知識構成型ジグソー法は以下の手順で進めていきます。

①問いを設定する。
②自らの分かっている事を意識化する。
③エキスパート活動で専門家になる。
④ジグソー活動で交換・統合する。
⑤クロストークで発表し、表現を見つける。
⑥1人に戻る。

この手順で進めていく際には、
スタートである問いや課題をいかに設定するか?
どのようなゴールの設定を行うか?

上記の2点が非常に重要になります。

知識構成型のジグソー学習は以下の流れです!

 

今回の記事では、この2点について簡単に解説したいと思います。

①問いの作り方

ジグソー学習を行う際には、授業者の環境設定が非常に重要になります。

①1人では十分な答えが出ない課題を設定する。
②一人一人が異なる考えを持っていて出し合うことでより良い答えを作る事ができる期待感がある。
③単なる情報共有や間違い探しでなく、行きつ戻りつの一筋縄ではいかない道筋を作る。

上記の3点が問いを作成する段階で留意する点です。

 

どの学習法もそうですが、こちらがどのような教材・課題を設定するかで生徒の活動の大半は決定するでしょう。

そのため、授業者がどのような問いを設定するかがジグソー学習を深めるためのキーワードになるでしょう。

 

 

②ゴールの設定方法

上述した、課題や問いと同様にゴールの設定も非常に重要になる。

例えば、スポーツに対して「見る」「知る」「支える」という3つのワードをキーに授業を展開するとします。

その時にA先生とB先生はそれぞれ下記のような問いを設定しました。

A:スポーツへの3種類の関わり方について学びましょう!
B:スポーツへの関わり方には、どのような種類があるか考えましょう。

 

A先生の課題の場合
3つの関わり方について要約してそのまま並べただけの回答になる事が予想されます。この形になってしまうと、単にそれぞれが情報を報告しあうだけで終わってしまいます。

B先生の課題の場合
3つの関わり方が存在する事を知ることからスタートします。そして3つに加えて4つ目、5つ目と関わり方が広がる可能性があります。さらに、なぜそのような関わり方が注目されており、生涯を通じてスポーツに携わっていく事が重要なのかを考察することにもつながります。

 

このように、最終的にどのように掘り下げて考えさせるかで問いの設定も異なってきます。

まとめ

ここまで、ジグソー学習の起源から現代の手法まで説明してきました。

簡単ですが、下記のようにまとめておきます。

①ジグソー学習は競争意識を協同意識に変える事を目的として考案された。
②ホームグループとエキスパート活動によって協同的かつ理解度を高める学習
③授業者の問いとゴールの設定が重要事項

今回解説したジグソー学習は、

私自身も非常に活用している学習方法になります。

 

授業準備の段階で吟味することは多々ありますが、
授業が始まってしまえば生徒主体の活動を展開する事ができ、
それぞれの自尊感情を高められるような活動になります。

是非、実践してみてください!

 

 

今日はこの辺りで!

目指せインテリ体育教師!

 

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